本を買う時の3パターン
いつか必要になるから買う本
日常的に読む本
何故か今、読みたい本
があるような気がする。
この中には、今で言う「ブックオフ」のような、昔風に言うなら「古本屋」で買う本も含まれる。
本当の「本好き」と言うまではいかないが、活字中毒に近いとは、言えるような気がする。
引っ越しの時、忙しくて本を読むことも、触ることもなく過ごしていると、なんか身体の調子がおかしいのだ。はっきりとは言えないが、ポワァンと身体がどこにあるのかわからない感じ、頭に焦点が定まらない感じなのだ。
部屋を歩き回りながら、ふと、週刊誌が目に止まった。何気なく目を通し、我知らず座り込んで読み通した。
すると、まるで全身に血が通ったように、頭がはっきりしてきたのだ。すっきり目が覚めたように気分が良かった。
この時、私は活字中毒なんだとわかった。
多分、本は読む、読まないに関わらず、側に置いておくだけでもいいのだ。いつでも読めると思える状態にしておいて、2、3行目を通すことができれば満足するのだ。
その私が今すぐこれを読みたい、と思う時、その本は今買うべき本なのだ。
後から考えると、「なぁんだ」という本のこともあるが、その時買わないと、後あと後悔に苛まれることになる。
週刊誌のように、定期的に出る本を買う時もある。
この本は、いつか必要になるから買っておきたいという時がある。
いつ読むかわからないが、買っておく。お金が足りないと思ったら古本屋に行って探す。
だいたい、この3パターンで読書を楽しんでいる。
昨今、本屋さんが減少の傾向にあるらしい。
私にとって、本屋さんであれ、古本屋さんであれ本屋さんは、知らない世界に巡り会う楽しいミュージアムなのだ。
いつまでもご健勝であってくださいと祈る思いだ。