2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧
あの震災で、一番早く復旧したのは電気だった。 家は全壊だった。瓦礫のような家に戻り、探し物をしていてふと、冷蔵庫を開けてみた。庫内灯が点いている。土間に落ち、傾いているため、すっかり壊れていると思っていたが、しっかり仕事をしていた。冷凍庫も…
何これ?! 奇妙な生きものが多すぎる大山町(月刊大山ch6月)から。 見たことない動物が、納屋(?)にいるという連絡があって見に行くと、確かに不思議な生き物が藁の中から出て来た。顔は何やらタヌキに似ているが、身体を覆っている毛が無い。早速、専門…
「パンの耳下さい」と言うと、変な顔をされるような気がする。 聞くところによると、「犬のエサ餌にしますので…」と言って普通は買って行かれるらしい。 もしかすると、黙って買うと「貧乏で食パンも買えない」人と思われるのだろうか? 貧乏は当たっている…
あの世界三大美女の一人と言われている、小野小町 晩年の和歌である。 内館 牧子著「毒唇(どくしん)主義」で見つけた。 内館氏の訳によれば、「私が死んだなら焼くことも埋葬することも致すな」「遺体は野ざらしにして、腹をすかせた野良犬に食べさせてく…
古稀の記念句 (70 years old) 秋晴れや 古稀とはいえど 稀でなし 佐藤 愛子 「老い力」より 今頃は、昔に比べて皆さんとてもお若い。実年齢から20才ほど引いて、丁度いいくらいに思えます。「お若いですね」なんて言ってますが、これからは認識を改めなくて…
鶯が鳴く練習をしているのは聞いたことがあるが、カラスも練習しているとは知らなかった。 「ガォッ」と鳴いた後、2、3秒おいて「アホー」ときれいな声で鳴いた。 「良かったね」と心の中で声をかけてやった。 「ん?」「それ、私に言いたかったん?」 「ア…
お母様を亡くされて日があまり経っていない頃、どこかへ行こうとされていて急にこらえきれずしゃがみ込んで泣き出された。 近しい人をなくした人は分かると思うが、風が吹いても、ふっと心がわし掴みにされ、われ知らず激情に投げ込まれることがある。 それ…