emilyroom’s diary

徒然なるままにブログ

シャネルの言葉      CHANEL 3

シャネルの本は出版され続けている。

 

シャネルの人生、発言に多くの人が引き付けられている。

 

辛辣であるが、真実が含まれているからだ。

 

私は、どちらかと言うと、織田信長の家臣のような気持ちだ。

 

「殿様はすごい、でもこわい」という感じ。

 

(あくまで私の感想です)

 

シャネルの人生が虚実ないまぜで、何が本当かわからない、

という声については、

 

「……真実は、いつも明確さに欠けていて、いくつもの顔がある。

その一面を取り上げて、こうだと決めつけても、嘘だと言ってみても、

人の本当の心は探れまい。……」( 秦 早穂子 訳者 )

 

の言葉に依拠する。

 

私の好きな シャネルの言葉

 

【私】

 

実は「知らない」ということがバレないように

いつも取り繕ったわ。

わたしは傲慢だったから、人に聞くこともイヤだった。

だから知らないことを、知ろうと必死だった。

そうしたら、いつのまにか本物になっていた。

 

わたしが誰と付き合うのか、私が選ぶ。

世間体なんて気にしないわいわ。

彼女はわたしにとって、唯一の女友達。

  ※ ミシア・セール のこと

 

わたしは自分が着たい服しか作らなかった。

みんながわたしの作った服を着始めた。

それに、ショートカットが流行したのは

わたしが髪を切ったから、みんな後追いしたのよ。

 

誰も興味を持たないもの

それは他人の人生だわ。

だから、

わたしは行き当たりばったりに話すの。

自分の物語をね。

ウソも方便。

 

わたしの年齢を知ってどうなるの?

でも答えてあげるわ。

わたしの年齢はその日によるわ。

誰と一緒にいるかによっても

年齢は変わるものだし。

 

 

【人生】

 

いまの若い娘たち

何でも知ることが出来る。

わたしの若い頃は、

みんな何も知らなかった。

知らないということも、

時にはわるくない。

 

モードって、一体なんだろうって

誰かに聞いてみなさい。

誰も満足に答えられないわ。

わたしにだって答えられない。

服の着方はそれぞれ異なるわ。

モードは、その場所での生き方なのよ。

 

 

【創造】

 

お金がなければ

男に頼るしかない。

でも嫌な男しか、よってこなかったら……。

そんな人生はイヤだ。

地獄と一緒だ。

だからわたしは自分で稼ぐことにした。

 

正直になんでも語るなんて損よ。

黙っていれば、周りが勝手に

伝説を作ってくれるわ。

人には想像させておきなさい。

 

 

【仕事】

 

真似されることは、

光栄なことだ。

むしろ、それは成功の証と思う。

それに、アイデアというのは、

広まるためにあるものだ。

 

流行を追わない。

何より大事なのは、

自分のスタイルを確立すること。

わたしは永遠のスタイルを生み出したわ。

 

チャンスの尻尾を見つけたら、

すぐに手をのばして

それを掴んでなさい。

綿密な計画がなないですって?

計画はあとからたててもいいのよ。

まずは抑えておくこと。

 

みんなが仲のよい職場?

そんなのあるわけないじゃない。

「怒り」は大切な要素よ。

その「怒り」をエネルギーにして、

わたしは仕事をしているのよ。

 

わたしは人生に後悔したくないの。

だから「もうこの年だから」なんて

言い訳しないで、やりたいことをやるわ。

そして、絶対に成功してみせる。

人生に、始めるのに遅いことなんてないわ。

 

仕事があることへの

感謝を忘れて、

文句ばかりいうなら

仕事を辞めなさい。

仕事がない惨めさを

とことん味わうがいいわ。

 

わたしの成功の秘密。

それは

「独立心」「非社交的なこと」「反抗すること」

これらはアリアドーネの糸のように、

わたしをいつも人生の困難から

抜け出させてくれた。

 

 

【美】

 

化粧しない女に、明日はない。

香水をつけない女に、未来はない。

 

着るものは知恵。

そして美しさは武器。

態度はエレガンス。

女の魅力は色々なかたちで

表現できるのよ。

さあ、何からはじめる?

 

年をとった女ほど

流行のなかで生きるべきだわ・

気持ちが女を綺麗に見せる。

試しにわたしの服を着てごらんなさい。

きっと若返って見えるわ。

 

女は、

昼は毛虫に

夜は蝶になる。

女には、地べたを這い回るための服と

恋に飛ぶためのドレスの両方が必要なのです。

 

 

【恋愛】

 

恋愛のない人生なんて考えられない。

 

あの人と出会えたことは、

わたしの人生で、

最高の幸運だった。

彼を失った空洞は、

今でも塞がれていない。

  ※ アーサー・カペル のこと 交通事故で突然亡くなった。

 

 

男とは

学校である。

学校に入るたびに、

]何かを学び、

そして私は賢くなっていく。

 

 

わたしは生涯孤独だった。

本当に一人きりはイヤ、何よりもイヤ。

女性は男性から愛され、必要とされて、

初めて真の意味で幸せなのだ。

誰かわたしのそばにいて

 

 

・・・・・まだまだ書きたいが、キリがないので……

 

同調圧力」の強いフランスから、シャネルが生まれた。

その反抗心は並みではないだろう。

ただ、「違い」を大事にするのもフランス。

世の中、うまくできてるね。

 

 

「ココ・シャネル 99の言葉」 

    酒田真実 著  徳間書店 より

 

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