emilyroom’s diary

徒然なるままにブログ

シャネルと香水     CHANEL No.5

 シャネルは、「香水をつけない女に、未来はない」と言った。

 

この文は

  化粧しない女に、明日はない

  香水をつけない女に、未来はない

である。

 

 シャネルは「皆殺しの天使」と呼ばれる。

 彼女は時代の変わり目にいて、次に何が必要とされるかを素早く見抜いた。

 彼女は時流に乗ったと共に、時代を後押しし、古い時代を断ち切った。装飾過多のドレスと帽子は廃れた。

 シャネルの跡は累々たる屍の山である。

喝采ものだが、同業者は恐怖に震えたことだろう。

 例えば、香水事業に乗り出した時、あのフォルムとネーミングは、皆の度肝を抜いたのではないだろうか。今でこそ、普通に受け入れられているが、それでも斬新だと思う。

特別の飾りがなく、ネームは番号でよばれるなんて。

 

 素敵過ぎて、うつとりする。

 

 でも、私は知っている。彼女のそばには一日もおれないだろうと。彼女は口やかましく、ほとんどの人は辟易していたらしい。ただ、一流の男性は、喜んでお付き合いしたと聞く。

 

 それでこそシャネルだ。

 

◆ 以下の本を参考にさせていただきました。

「ココ・シャネル 99の言葉」 酒田 真美著

「獅子座の女 シャネル」 ポール・モラン著

               秦 早穂子訳