emilyroom’s diary

徒然なるままにブログ

汚れに対して平気な女   stain

「女の無作法」内館 牧子著より

 

 いつもながら、グサッと心に刺さるお題である。

 

 男たちに「どんな時に女の無作法を感じるがするか」と聞いて回った。

 すると一人が、

 「汚れに対して平気な女」

 と答えた。

 詳しく聞いてみると

  女たちは

 「自分しか使わない小物」

 「他人の目に触れない小物」

 「しょっちゅう使う小物」

 の汚れを気にしない。

  男たちから見ると

 「汚れてるのに平気なんだな」とうつる。

  どういう小物かというと

 「テレビやエアコンのリモコン」

 「スマホカバー」

 「マイカップの茶渋」

 「コンセント」

 「冷蔵庫の取っ手」

 「自宅のマイスリッパ」

 「めがねケース」

 「名刺入れ」等々

  という回答があった。

  

 「男はよく見ているものである。」

 

  逆に言えば、そこがキレイだったら「掃除

 が行き届いてる」となるのね。

 いや、私だったら感心してしまうレベルだ。

 

 あまりに身近か過ぎて、気が付かない箇所

 

 まず、化粧品関係。

 自分だけで使うもので、他人に貸すことはまずない。ブラシ類が多少固まっていようが、使える限りはあまり気にならない。

 

 いや〜、その通りやわ〜。

 

 冷蔵庫の取って、テレビのリモコン、コンセントなど。

 もはや、体の一部となっているものは汚れに鈍感になっているかも知れない。

 

 スマホカバーや名刺入れ、めがねケースなどは他人の目には触れるが、非常に私的なもので、その汚れやくたびれ方に目が注がれていると思いにくい。

 

 「しつこいようだが、すべての女性ではない」と断りがはいる。

 

 わかるような気がするわ。キレイにされている方もおられるでしょうし。

 

 ある男性が

つきあって日が浅い彼女の部屋へ行った時、

 アイロンの電気コードが二人の間をナナメに突っ切って…では、涙を流して笑ってしまった。

 

 あるよね〜。

 

 誰が訪ねて来るわけでもないと思えば、コードが横切っていようが気にならない。

 「すつかり慣れて、当たり前の光景として暮していたのだろう。」

 

 たまには関心の薄い小物をチェックし、きれいにしときなさいよ、と著者は言われる。

 

「男はよく見ているもの」だから。

 

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