シンガポール 労働移民の生活について
介護について
昔の介護は基本的に自宅で家族がした
介護をする人は、人間的に優しければいい
… つまり食事と排泄と体をきれいにすることが実務だが、そのほかに大切なことは、病人や老人を楽しくすることだったはずだ。
… 晩年の年寄りは次第に体が辛く、心に余裕がなくなる。
耳は遠くなり、食欲は失せる。
その中で、ちょっとした会話がどれだけ大切かということを身に染みて感じるようになるはずである。…。
☘ 大作家さんを前に恐れ多いことながら、私もその考え方に大賛成です。
インドネシアあたりから、家族のために覚悟を決めて出稼ぎに来るけなげな女性はいくらでもいる。
語学の問題
柔軟に受け入れる制度をもっと早く、有効に作れなかったか
→ 語学の問題 日本語で筆記試験を受けなければならない
日本語学習の費用は一部国からの支援はあるものの、施設側の負担となっている
〈なにか考え方が硬直しているのだ〉
政府は決して甘くない
無制限に移民を受け入れて、後でシンガポールの社会構成にひずみが出るような甘い政策を許してはおかない。
…
外国人移民を対象にした口入業は、厳重な政府の監督下にあり、すべて当人の意思がシンガポール政府の意図するところに違反しないか確認を取った上で、就労を許すようだ。つまり雇う側にも、労働を提供する側にも、きちんと責任を負わせて野放図な人口の流入は防いでいるのである。…
半年ごとに移民は出頭を義務づけられ、その時、妊娠検査が行われることだ。
妊娠反応が陽性なら、即刻国外退去を命じられる。
入国就労の時、この国では結婚も出産もいたしません、という誓約をしているのである。…。
「でもシンガポールは、永住権を取って移民して来てくれる人を望んでいたじゃない」とある時聞いたことがあるのだが、それは財産、教養、信用のある職歴を持つ人たちの移住を望むのであって、必ずしも誰でもいいから移民を欲しがったのではない、と…。
こういう場合、日本のようにすぐ人権とか平等とかを持ち出して、外国人にも全く同等の扱いをせよ、というような国を私はまだ見たことがない。
アメリカでも、いざ当たってみると移民に対しては厳しい面があり、国籍を取ろうとでもすればさまざまな障壁にぶち当たるという。
誰しも自国にとって益になることをするのが基本で、それは少しも悪ではないのだから、それに抵触するような見え透いた人道主義は取らないのである。
☘ 移民の問題は、ローマ時代からあったと聞いている。遠い昔から人類を悩ませてきたようだ。簡単な問題ではなかった。
☘ 今、曽野氏の考えが割とスンナリ受け入れられるのは、時代が追いついたというか、現に我が国が対処すべき立場にあるからだろう。
けれども、この本が出版される10年前は氏の発言は、勇気ある発言だったと思う。
そして、私たちは(私は)、目を覚まさせられる。
厳重な政府の監督下にある
半年ごとに出頭する義務
妊娠検査がある → 妊娠がわかったら即刻国外退去
☘ そこまでやるか、と思うのだが、敵は法の網の目をかいくぐっても入国しようとするのだから気を抜けない。
☘ 移住を望まれるのは、財産、教養、信用のある職歴を持つ人
自国に迷惑を掛けない人、利益をもたらす人となる。
移民問題は、決してきれいごとではない。きれいごとでは解決できない。
自国の存立のかかった重大な問題なのだ。
シンガポールの移民対策は、日本における移民対策の参考にならないだろうか?
