emilyroom’s diary

徒然なるままにブログ

ホタルの光、線香の光

 

能登半島地震により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます

一日も早い復興をお祈りしております

 

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 江戸時代の地理学者 

 

  長久保 赤水(ながくぼせきすい)

 

 長久保赤水は、名を玄珠、字を子玉、呼名を源五兵衛(げんごべえ)という。

 常陸国(ひたちのくに)の赤浜に生まれたので、号を赤水といった。

 

 小さい時から学問好きで、少し大きくなってからは、お母さんを助けて仕事に精を出しながら、その暇々に一心に勉強していた。

 

 その頃は暮し向きもよくなかったので、夜など行燈(あんどん)もともさずに、線香の光で、読書に耽った。

 

 昔の学者達は、そのようにまでして勉強したのだ、と銑三先生は言われる。

・・・・・と、以前書いた。

 

今なら、眼に悪い!と直ちにやめさせられるだろう。

蛍光灯という言葉に、蛍の光の面影をみることができるが、線香の光には驚いた。

 

真っ暗にした部屋で線香を点けると、ぼうーっとした光が灯る.

確かに文字を読める。10本くらい灯すとかなり明るくなる。

「明るい、明るい! 読める、読める!」と感動した。

 

 今は、明るくするのも、暗くするのも自由自在である極楽のような時代だが、線香の光で勉強した先達者がいたこととともに、その気になれば、線香の光でも勉強できることは知っていてもいいのではないだろうか?

     

     勉強苦手の私が、こんなことをいうのもなんですが…。

 

 

 

長久保積水