年を取ったら記憶力も落ちる、という思い込み
「年寄りに明日はない! № 11」
脳はいくつになっても鍛えることができる
ーー21世紀になって立証された新たな常識
「脳の神経細胞は、大人になっても増えることがある」
エレノア・マグワイヤー博士・ロンドン大学の認知神経学の研究者
何が記憶力を低下させるのか?
1,自分で「記憶力が落ちた」と決めつけ、記憶する意欲をなくす
2,強すぎるストレス
ベトナム帰還兵の場合
幼児期に虐待を受けた
3、定年退職後は、人生最大級のストレスにさらされる時期
・ 配偶者の死
・ 自らの病気
・ 失業
etc.
4、男性ホルモンの減少
セロトニンの分泌量が減る
活動量が減り筋肉量が減る。
→脳の活動も減り、
→記憶力も減っていく
つまり、人は記憶を必要と思わなくなった時、脳が記憶しなくなると考えるのが正解。
若い頃は、勉強、仕事、遊びと追いつかないくらい忙しい。
しかし、子育てと仕事、諸々のしがらみから解放されると、いろんなことから「自由」になる。
覚えなければならないことがガクンと減る。
ここで、道が分かれる。
気持ちを切り替えて、前から考えていた「好きな事」に邁進していくか、
どうしたらいいかわからないまま時間を過ごすか。
年寄りの恐いところは、頭も身体も動かさないと、廃用症状が若い時の数倍の速さで襲ってくることだ。
これは、私も経験がある。
仕事もなく、何もする気も起きずダラダラと家で過ごしていた時、「買い物に行かなきゃ、何もない」と気づき、外に出た。
すると、頭が空っぽになった感じがした。
少しの坂道で、足が動かない。心臓がバクバクいう。思わず座り込む。
心臓が落ち着いたところで立ち上がり、足を前に出す。数歩歩くとまた、息がドキドキする。
心臓が止まりそうだ。
なんで、急に飛び出してくるんだ? と身勝手なことを考える。(それは、あんたの日頃の不摂生のせいだよ)
半歩行っては止まり、3歩行っては座って休みというのを繰り返して家に帰った。
そうだ! 私にはまだ果たしていない夢がある、ここで倒れるわけにはいかない!と目が覚める。
毎日、トレーニングを始めることにした。
まずは、体力を元に戻すために。それから、健康維持の為に。(健康増進とは、もう言わない)
ありがたいことに、身体は正直に反応してくれた。I日すればI日分、動くようになってくる。I週間すると、ほぼ元に戻った。
そして、仕事を探した。
最初は、職場と仕事に慣れるのに苦労したが、いまは、軽く走れるくらいになった。
(週3回出勤のパート)
体調は、維持できていると思う。
大切なのは、「夢」を持っていることだとつくづく思った。
それがあるから、トレーニングも頑張れたし、仕事も諦めなかったと思う。(会社は、恐る恐るだったかも?)
「老化」や「認知症」について、思い込みが、大きく影響していることが明らかにされて本当に良かったと思う。
これからは、
長い老後をいかに過ごすかを、必須課題として若い頃から取り組む必要があることがわかる。
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「80歳の壁」(幻冬舎新書)
プレジデント オンライン より
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【結論】
高齢者は、焦らず、急がず、自分のしたい事をして、健康「情報」に一喜一憂せず、悠々と生きていきましよう。
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