スーパーで、青ネギの小口切りが売り出されるようになって、だいぶ経つ。
私はしばらく手を出す気にならなかった。
しかしながら、忙しい日が続き、「え〜い」と目を瞑って買ったことがある。
可笑しいことに、その後はあまり気張らずに買えるようになった。
壁が崩れたか。
小ネギを切ったパック入りを買うのに、何故ためらいがあったのか。
「負けたわ」、主婦としての「プライド」が傷ついた。
小ネギの束を一束買えば、パック入りより3倍は量があるのに、むざむざと買ってしまった、と無念さに涙が出そうになる。
そういうことなのだ。
普段は、手抜きで、ズボラの私が言うのもなんですが、そういう気持ちになる。
確かテレビ番組で、神沼恵美子さんも似たようなことを言っておられた。
テレビに向かって、私は深く頷いた。
頼りない母親でも、こんな風に(?)頑張って主婦しているんだよ。