emilyroom’s diary

徒然なるままにブログ

続き 塀の中の中学校

「いのちの根」(相田みつを)を朗読する塀の中の中学校とは、どんなところか?

 少し書き足してみたいと思いました。

 

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このドキュメンタリーは、多くの人の心を捉え、映画も作られている。

 

塀の中の中学校

 2020年10月11日 21:00~

 TBS系列にて放映された。

    脚本 内館牧子 

    監督 清弘誠

    出演 渡辺謙オダギリジョー大滝秀治、すまけい、千原せいじ染谷将太、……

 

2011年 モンテカルロテレビ祭・テレビ・フィルム部門・ゴールデンニンフ賞(最優秀作品賞)モナコ赤十字賞、最優秀男優賞(渡辺謙を受賞、三冠を達成!

平成22年度文化庁芸術祭参加作品

 

DVD 販売されてます。

 

 

塀の中の中学校

 

現在、生徒は3人。2人が30代、一人が50代でみな受刑者

山本看守長「全国の刑務所に募集をかけまして、入学試験みたいな問題集と、志望動機と、まさに中学校の教育が必要な人を選んでいる」

 

年齢制限はなく、重視されるのは刑務所での生活態度、そして強い学習意欲。義務教育を終えていても、学び直しの強い意志があれば入学できるという。

受刑者が学びを通して自分をみつめ、反省の心を培うことを目的としている。

授業は、土日を除いて、朝8:00から毎日7時間

夏休みや冬休みはなく、1年間で中学校の3年分のカリキュラムを学んでいく。

一般受刑者とは違って刑務作業はなく、勉強づけの毎日だ。

 

消灯時間が過ぎても毎日3時間の自習 暖房はない。寒さをしのぐため、手には軍手も。

 

卒業式をおよそ1ヶ月後に控えた日、旭中学校の本校(一般の中学校)へ向かう。

中学生との交流を通じ、自らの過ちを見つめ直して、厚生を促すのが目的。

 

体育館で開かれた交流会

 本校生から分校生に合唱曲が贈られた。

 ✿ 自らの過去を振り返るのか、実際、こうした交流をきっかけに罪とより深く向き合う受刑者は多いという。

 

分校の生徒(50代)「心を込めて歌います。『旅立ちの日に』。聴いてください。」

1番を歌い終え、2番にかかろうとした時、100人の本校生たちが一斉に立ち上がり、一緒に2番を歌い始めた。

本校生からのサプライズだ。

 

交流会を終えて、

本校の生徒「涙が出てきそうになってしまうくらい、心に響く言葉が何度か出てきて」

本校の生徒「人生を無駄にしないように、毎日を大切にしたいなっていうのは、すごく思いました」

 

3月上旬。桐分校の卒業式。

1年間の中学校生活で、生徒たちには義務教育の修了資格が与えられた。

この日を最後に、生徒たちはそれぞれの刑務所に戻り、受刑者として罪と向き合い続けていく。

(4月2日放送『真相報道バンキシャ!』より)

 

桐分校が創設される前年の54(昭和29)年、

生徒を物心両面で支える「少年母の会」が発足した。

…… 「出所後、彼らが最も苦労するのは、人の目。温かく迎え入れられる地域にしたいっていう思い一心だった

 

 施設内グラウンドから近隣住居が良く見えるが、このことで苦情や改善要望は出ていない。

☘地域の深い理解があることがうかがえる  

                (愛知県弁護士会SOPHIA」)より

 

「少年母の会」が果たした役割は、小さくない。

          

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