emilyroom’s diary

徒然なるままにブログ

あたり前の介護とは 「あおいけあ」

 

世界が注目する

日本の介護

 

 あおいけあで見つけた

 じいちゃん・ばあちゃんとの向き合い方

 

   編著 加藤忠相 漫画 ひらまつおさむ

              (講談社

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No.1 介護メディア みんなの介護

  人気連載マンガを書籍化

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 より良い介護を目指して、新しい取り組みに挑み、成功させている介護施設がありました。

 

 「あおいけあ」という介護事業所です。

国内はもちろん、海外からも見学者が来られるそうです。

 また、いろいろな賞を受賞されてます。

 ・「Ageing Asia Global Ageing Inflencer 2019」

は、高齢者ケア分野で世界的な影響力のある人物として受賞。

 ・ NHK「プロフェッショナル〜仕事の流儀〜」に取り上げられる。

  他 

 

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はじめに から

 

「あおいけあ」は神奈川県藤沢市にある介護事業所です。

 敷地のなかには、認知症のお年寄りが職員のサポートを受けながら共同生活するグループホームと、泊まり・通い・訪問の3つの介護を一手に担って在宅生活を支える「小規模多機能型居宅介護」の2つが揃っています。

 

目次から

 

第1章 「困っている人」がいない施設

    まずは「困らないですむ環境」づくりを

 

第2章 「正解」を探す介護

    声かけの前に「人間関係づくり」を!

 

第3章 アセスメントの活用方法

    アイデンティティとストレングスに目を向ける

 

第4章 境界線をぶっ壊せ!

    人が来やすい場をつくる

    壁の中の福祉ではなく「寄る場所」へ

 

第5章 「できること」を支えよう

     「看る人・看られる人」の

     区別がない場へ

   

     じいちゃん・ばあちゃんから

     人生を学ぼう

 

第6章 「強み」にアプローチ!

     「体が覚えている」ことを活かす!

 

第7章 手作りの結婚式

    外に出る・巻き込んで広げる発想を

 

第8章 「リスクなき介護」はない!

     医者や薬より大切なものがある

 

第9章 最期まで、その人らしく

    支配・管理はもうやめよう

 

となっており、この本の『要点』がよくわかります。

 

 介護を志す人なら、「そうそう」と頷くことが書いてあると思います。

 「やっているよ」か「まだ、やれていない」の違いがあるとしても…。

 目指したい方向が書いてあります。

 

まず、「困っている」人がいない施設

 「困らないですむ」環境つくり…(第1章)

 

 新入社員さんに

  「俺から指示することはないな

  「やることは自分で見つけてね

   うちはそういう方針だから」と言う。

 新入社員さんの感想

  「みなさん認知症だなんて

   ぜんぜん普通のお年寄り

   じゃないですか」

   → 普通に見えるのは、

     「困ってない」からだよ。

   徘徊や弄便何かは「困っている」から

   出る行動なわけだよ。

 

   その人が何に困っているか見極めて

   困っている原因が解決するまで付き合う

   ・・・ それが介護の仕事!

 

  それから、マニュアルもない

  全部現場で覚えて

  マニュアルの代わりにアセスメントは

  しっかり読み込んでね〜。

 

   ♣️ お年寄りの代わりに、やってあげるのは介護ではない。 

   ♣️ 皆さんの出来ることを引き出す、したい事を叶えるべく奮闘する事。

   それが大事、ですね。

 

境界線をぶっ壊せ!(第4章)

 隣の民家の間に境界線を作らない。

 

 施設から「脱走」され、探しに行った経験のある身としては、「う〜〜〜ん」と唸ってしまった。

 

 でも、考えてみれば当たり前のこと。

心理的にも、自然に塀を作っているだろうと思う。

 

 社長はリスクを負う。

 何かの時、責任を取ると言ってくれる人がいるから成り立つ介護の仕事。

 

 より良い介護を目指している事業所は、こういう責任者の存在がある。

        👏 👏 👏

 

★ プレジデント オンライン から

 ☆ フランスでも、同じような「認知症」村ができたそうです。

 介護しない仕組みを作り、最小限の介護しかしない。

そして、自然死を迎える。

 

 ☆ オランダのホグウェイでも、同じような事が試みられているそうです。

 

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フランスとオランダの「施設」をリポートした人は、日本では難しいだろうと言っていたが、もう日本では実践していることを教えてあげなければ……。

 

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