「世界のニュースを日本人は何も知らない」
谷本真由美著 (ワニブックス) より
欧州人、実は・・・読み書き計算さえヤバイDQNだらけ
経済開発協力機構(OECD)
16~24歳の人を対象に調査
「初歩的な読解力と計算力が身についていない人の場合」
★ OECD加盟36ヵ国の多くでかなり存在する
イタリア、アメリカ、イギリス 30%
日本 10%未満
55~65歳の人を対象に調査
スペイン 55% 以上
イタリア 50% 以上
日本 20% 未満
★ 日本は、近年だけではなく40年以上前から基礎教育がきちんと提供されていたことがわかる
日本では
☆ ほとんどの人は読み書きや計算が当たり前にできている。
☆ 国による施策、先生方の熱心な指導、家庭での教育の努力が実ったものと意識している人があまりにも少ない
☆ 何もしていないように見えてもそこには大変な努力が存在している
進学率 日本は世界でトップクラス
高校の卒業率
EU 平均 74.2%
フランス INSEE(フランス政府国家統計機関)
25歳~64歳 高校の卒業率 72.5%
* EU内でも低い
ポルトガル 37.6 %
東欧は卒業率が高い
リトアニア 93.3%
チェコ協和国 92.5%
日本の場合 高校進学率 98.8%
中退者 1.4%
高校修了者 97.4%
(文部科学省「学校基本調査」平成30年度速報値)
★ 戦後急速に増加し、
昭和29年 50%、
昭和45年 80%
昭和49年 90%以上
* EUの統計と比較しても、先進国のなかでも脅威的な数字
日本は大学進学率が最も容易な国
進学率 54.7% 世界最高の進学率
学費が北米やイギリスよりはるかに安い
【学 費】
アメリカ 州立大学 年 700万円
(州外出身、学費、生活費含む)
私立大学 年 800~1000万円
4年で 2800~4000万円かかる
(医学部でなく一般の文系、理系学部)
☆ 大学卒業時 1000万円以上の学資ローンを抱える
☆ 学資ローンを抱える60歳以上が急増
→ 自宅を抵当に入れて子や孫のため借りてやっている
欧州の場合
* EU圏以外の留学生に対しては有料の国もある
オランダ 150万円
デンマーク 200万円
イギリス 300万円
【合否について】
日本では、親の資産やコネなど関係なく大半は平等に合否が決定する
アメリカの有名私立大学
・ 親が卒業生だったり高額な寄付をしたりすると入学が優先されることがある
・ クラブやボランティアなどの課外活動が評価される
* このような活動に参加するには何十万円もかかる
アメリカでは、あらゆる点において経済力がモノをいう
その上、人種や宗教も選定基準とする大学もある
アメリカの大学入試はまことに不公平な仕組み
イギリスの場合
有名私立大学に合格するには、
・ 在籍高校の校長とのコネクション
・ 入試の予想問題に関する情報を入手するネットワーク
→ 私立の高校に在籍しコネを活用して集める
→ 家庭教師を雇って集める
大学は合格者を増やしたくないので情報を外部に公表しない
【面 接】
家柄や人種を評価(非公式なので書類上に出ない)
→ 出身家庭の経済力や人種の偏りがある
海外の先進国では、基礎教育にも大変な格差がある
大学の入試も決して平等と言えない
日本人は基礎教育が与えられること
大学入試がペーパーテストでかなり公正な基準であることの認識がない
「ゆとり」教育、面接、課外活動を取り入れることについて
★ 短所もきちんと理解したうえでの発言か?
日本に存在する初等中等教育の仕組みや大学入試の平等さを今一度見直してほしい
この制度が崩れたときに日本は国力を失うでしょう
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日本のパスポートは最強だ、と聞いていましたが、その元はここにあったのですね。
教育こそに日本の力。
外国に行くと、日本の事がよく見えるようです。
日本に住んでいると、当たり前と思って見過ごしていることが多くあるのですね。
先達に感謝し、日本の教育制度を大事にしましょう。
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