マスコミの反応は?
「カミラが王妃? そんな裏切りはダイアナと英国民が許さない」
( Newseek 2/8 )
95歳のエリザベス女王は、プラチナ・ジュビリー(即位70年)の年のはじまりに合わせて発表した声明の中で、チャールズが国王に即位したときには、妻であるカミラ夫人(コンウォール公爵夫人)が、「王妃(クイーン・コンソート)」と呼ばれることを望む、と表明した。
だがこれは、過去に王室が発表した方針を覆すもの。
2005年チャールズとカミラが再婚した時、
王室は彼女の称号について、将来的には「国王夫人(プリンセス・コンソート)」と呼ばれることになると発表した。故ダイアナ妃への配慮から下されたものだ。
今回のエリザベス女王の要望は
世論とは明らかに大きな隔たりがある。
2021年11月に世論調査サイト「ユーガブ」が実施した世論調査によれば、
カミラについては
「国王夫人」とのみ呼ばれるのが好ましい・・・42%
一切称号を与えられるべきではない ・・・26%
と、考えている。……
「デイリーメール」紙
『カミラ夫人の治世で王室は栄えるだろう』
女王の決意を『素敵で素晴らしく、と同時に賢明で分別あるもの』と評した。
ダイアナ妃の後を継ぐことは、カミラ夫人にとって
『簡単なことではなかったが、その静かな威厳とユーモア、そして目に見える思いやりで、この難題に立ち向かった』と持ち上げた。
「スペクテイター」紙
長い不遇の時を経て、カミラ夫人の立場が徐々に良くなってきたことを称賛している。
『かつてはありえない話だったのが、今は現実のものとなっている……
女王の驚くべき介入のおかげだ』
「ザ・サン」紙 は批判的だ
『家庭を崩壊させたカミラ夫人はいかにして未来の王妃となったか』
『長年、公の場で物笑いの種になった挙句、ダイアナ妃の亡霊に取り付かれたロイヤルカップルは、ついに女王自身による究極の承認を手に入れた』
『王室のおとぎ話を終わらせたと一般大衆の大半が非難した』
カミラ夫人の「見事な」人気復活。
カミラ夫人にとって今、
本人のおとぎ話が始まろうとしている。……
「国王夫人」と「王妃」の間には、深くて暗い溝があるのですね。
悲劇的な一生を送ったダイアナ妃に対する同情が、今も国民の間にあることがよくわかります。
ダイアナ妃、あなたは、どんな気持ちで下界をながめておられますか?
(Newsweek)より