emilyroom’s diary

徒然なるままにブログ

花とおしゃべり  flower

 私は花と会話している。

 今時はもう特別珍しい現象ではないと思う。あちこちで言われているのを散見するからだ。

 かつて試しに、枯れかかっていた植木に「元気になってね」と声をかけて水をやってみた。

 翌日、びっくり仰天、シャンと立ちあがり生き生きとしているではないか。水やりが効いただけかも知れないと思って、2、3日様子を見てみた。声かけして水やりした時と何も言わず水やりした時とでは、明らかに様子が違うのだ。「ありがとう」「きれいだね」「うれしいな」と声をかけた時は、花も葉も昨日より元気そうにしている。

 考えてみれば、このことは珍しいことではなく、植物を育てている人は皆知っていることだろう。手をかければ手をかけただけ応えてくれる。それがうれしくて、さらに愛情をかけたくなる。そして、きれいな花が咲き、おいしい野菜ができるのだ。

 言うことを聞かない子供より、よっぽど可愛いわい!と思っている人もいるかも知れない。

 時々、枯らしてしまいそうになる時がある。

 そんな時は、「ごめん、水やり忘れてたね。元気になって。」とお願いする。

 すると、「しようがないわねぇ」と言って元気に茎や葉を伸ばし、花を咲かせてくれる。

 出掛ける時、帰ってきた時、わたしは、花とおしゃべりする。

 ベランダで、「もう、時期が過ぎたのかな」「水やりが足りなかったかな」「肥料はこれくらいでいいのかな」「後で、邪魔になる草を抜いとくね」としゃべり続けていることがある。

 私にとって、草花は裏切らない友達である。

しかし、私は時々、草花にとって裏切る友達かも知れない。怠け者だから、水やりを忘れたりするし…。

 何はともあれ、うちの植木鉢たちはよくおしゃべりして賑やかである。

 多分、テレパシーで話しているから無音だし、賑やかとは言わないかな? 

 

 「病院に行け!」つて言わないでね。

 

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